株式会社出雲殿

普段、足を踏み入れることが少ないセレモニーホールがWebサイトで360°閲覧可能に

株式会社出雲殿様は、静岡県西部と愛知県東部で冠婚葬祭業を展開しています。今回は自社サイトの運営の加茂 壮祐 様にTHETA 360.bizの活用方法と、導入したことによって得たメリットについて伺いました。

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はじめに

貴社の概要とTHETA 360.bizを導入することになった経緯についてお聞かせください。

 

 

静岡県西部、愛知県東部を中心に冠婚葬祭業を営んでおり、社員数は273名です。葬祭で使用するホールを、お客様に気軽に知っていただくためにTHETA 360.bizの導入を決めました。

 

加茂様は現在どのような部署に所属されていますか。

 

Web媒体・紙媒体を含め、集客を促進するための仕事を担う企画部という部署に所属しています。弊社を知っていただくことでお客様との接点を作ったり、認知を上げたりするのが一番の任務です。お客様と交流する機会としては、インターネットや電話でのお問い合わせ、セレモニーホールで行なっている「終活」のイベントなどがあります。

 

THETA 360.bizを活用される際にターゲットとなるのは、どのような年代のお客様でしょうか。

 

喪主となりうる50代や60代の方々がメインとなりますが、ここ何年かはご親族が亡くなられた際にスマートフォンやPCでセレモニーホールを探される方が増えたため、年代問わず幅広い層がターゲットになってきています。だからこそ、Webサイト上で正確かつ詳細な情報を伝える重要性も感じています。

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撮影した当日にWebサイトに掲載できる手軽さとクオリティの高さがTHETA 360.bizの大きな魅力

いつ頃からTHETA 360.bizを使い始め、どういった場所で活用されていますか。

 

2018年12月頃から導入しました。公式サイトの中にセレモニーホールを検索できるページがあり、施設内を撮影したものを掲載しています。現在、31件あるうち20件前後においてUPが完了しています。会場を見ていただくことで、設備の充実ぶりをお客様に知っていただけるようになりました。

 

THETA 360.bizの使用前の課題点と、使用したことによって改善されたことはございますか。

 

私は2018年4月に中途採用で入社しましたが、以前は葬祭業に関して色々なイメージがあったのですが、実際に中を見た時に「こんなに快適な設備が整っているのか」と驚きました。だからこそ、お客様にも写真や文字だけでは表現しきれない部分を360°でお客様も体感して欲しいと思うようになりました。

 

THETA 360.bizを使用する前に、他のツールも試したのですが、作業が大変でWebサイトに載せるのを断念した経緯がありました。しかしTHETA 360.bizは撮影はもちろん、素材を載せていく作業がとても簡単で、楽しいとすら思えました。
気軽に作業できるのに仕上がりはクオリティが高く、コストパフォーマンスの面でも優れていると実感しました。

 

最初は、無料登録から始められたのですか。

 

はい、そうです。先ほどお伝えしたクオリティの高さと、ユーザーサポートの手厚さから「これは価値がある」と感じ有料登録に切り替えました。写真だけだと、作った人の意図や加工によって印象が変わってしまう可能性がありますが、360°で会場内を撮影することで、より実際に近い形でお客様にWebサイトを見ていただけるようになりました。

 

使用していて特に気に入っている点は何でしょうか。

 

やはり編集が楽なことです。現場の人間に「撮影後、すぐに掲載した」ということが、伝えられるのでとても助かっています。また、これは副次的な効果なのですが、私が店舗を回ってTHETAで撮影する姿を見て、現場のスタッフがITに興味を示すようになってくれました。

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実際に現地に行くことができないお客様に事前に確認していただくことで信頼性が高まった

集客を目的としてTHETA 360.bizを使用されているとのことですが、どのようなメリットがありましたか。

 

近年ネット社会も拡大し、お客様にご覧いただくWebサイトに正確な情報を全て載せなければならない必要性も増しました。お客様から「実際に足を運ばなくてもWebサイトで中を見ることができ安心した」というお声を頂戴しており、施主様の負担を少しでも軽くする一つのツールとしてTHETA 360.bizは大きな役割を果たしています。

 

弊社では各店舗でイベントを毎年開催しているのですが、ご多忙な方や葬祭業を敬遠される方はなかなか来店が難しいですが、その現状もTHETA 360.bizによって打破できているのではないかと感じています。

 

また、ここ数年は葬儀のスタイルも変わってきています。「家族葬」という親族だけで葬儀をしたいというニーズが増えてきています。それに比例するように小規模なホールも増えているため、外観ではわからない内観を見せることで、家族葬や小規模な葬儀にも対応できているということを伝えられるようになりました。
最近は、チラシなどの紙媒体に二次元コードをつけて、THETAで映したホール内を見ていただく、といった試みも実施しています。

 

御社は結婚式場も運営されていますが、今後はセレモニーホールだけではなく結婚式場でもTHETA 360.bizを使うご予定がございますか。

 

はい、今後は冠婚部門の三つの式場でもプロモーションをしたいですね。結婚式場の場合はセレモニーホールと異なり、実際に会場に来ていただいた方へのご提案にTHETA 360.bizを活かしてみたいと考えています。

 

例えば、事前に式場の内装を何パターンも撮影しておき、様々な色の花やテーブルクロスや過去の結婚式のレイアウトを見ていただいたりすると、よりリアルな結婚式の雰囲気を感じてくださるのではないでしょうか。

 

今後はTHETA 360.bizを使いどのような展開をしていきたいと考えていらっしゃいますか。

 

毎回内容の違う葬祭展をはじめとし、葬儀の内容や相続などに関連したイベントが各施設で行われているのですが、その様子をTHETA 360.bizで撮りたいです。よりお客様にセレモニーホールの雰囲気をより身近なものとして体験していただけるのではないかと考えています。

 

それから、現在はお客様にWebサイトからセレモニーホールを見ていただく形をとっていますが、今後は弊社に来店されたお客様にも撮影されたホール内を見ていただくつもりです。それも含めTHETA 360.bizには営業ツールとして大きな可能性を感じています。数値目標だけにこだわらず、お客様に「楽しいことをしているな」と弊社の取り組みを新鮮に感じていただければ幸いです。

 

本日は貴重なお話をありがとうございました。

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