株式会社アップル

仲介業務のみならず、賃貸管理業務・リノベーション営業・SNS集客にTHETA 360.bizを活用。

株式会社アップル様は、埼玉県さいたま市に本社を置くアパート・マンション・テナント等の賃貸仲介、総合管理会社です。アパマンショップFCにて東京・埼玉・横浜を中心に店舗営業しています。創業30年以上にわたる信頼と実績で、お部屋探しのお客様、入居中のお客様、そして、アパート・マンションのオーナー様への満足を高められるようサービスを提供されています。

今回はこのアップル様のTHETA 360.bizの活用方法について、マーケティング課 須永様にお話をうかがいました。

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賃貸仲介業務の効率化が導入のきっかけ

「 THETA 360.biz 」を導入したきっかけについて教えてください。

 

2018年12月に、営業部門主導で各店舗での賃貸仲介に活用することを目的に導入しました。お客様の来店が重なると、営業も営業車も足りず、対応できない事例が多く発生したため、の判断で導入が決まりました。お部屋を360°の写真で見られるようにすることで、お客様はオンラインでも部屋の様子を臨場感をもって正確にイメージいただけます。これによってお客様の貴重な時間を頂かずに満足度向上が期待できます。また現場スタッフにとっても、「見てみたい!」は、いうまでもなく「見なくてもいい」という判断をお客様ができるので、内見の工数が削減でき、業務効率化につながることが導入したきっかけになりました。

 

「 THETA 360.biz 」を導入後、バーチャルツアーの活用は順調にすすみましたか? 

 

店舗によって、使いこなせる店舗と使いこなせない店舗がありました。きちんとした手順をふめば簡単なことなのですが、当時は推進者もおらず、バーチャルツアー作成は店舗の営業にとっては負担となってしまっているケースも見受けられました。導入当時から自社ホームページのマーケティングを担当していた私は、バーチャルツアーを管理物件の入居促進や新規の獲得にも役立てることができるのではと考え、2020年4月から、運用の中心をマーケティング課にうつし、自社ホームページ上の管理物件紹介にもTHETA 360.biz の積極活用をスタートしました。

 

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管理物件のVR化とリノッタでの活用

「賃貸仲介での活用のみならず、活用の幅を管理業務へも広げたということですね。どのように活用されているのでしょうか?」 

 

バーチャルツアーは管理物件のイメージ作りと、アーカイブ化に活用しています。
弊社取り扱いの管理物件は約800棟。現在は物件の半分近くをバーチャルツアー化しています。撮影から登録まですべて自社のスタッフで対応、RPA(Robotic Process Automation)で必要な項目は自動入力するなどの効率化を図って実施しました。空室有無に関わらず、管理物件をバーチャルツアー化することで、弊社がどのような物件を管理しているかのイメージを伝えるアーカイブとして利用でき、情報として資産化されていきます。

 

https://www.apple-apaman.com/self360vr_tour_guide/

 

現在は、リノベーション物件を中心に扱う「リノッタ(https://renotta.jp/)」 で公開する物件のバーチャルツアーを優先的作成しています。
リノッタではバーチャルツアーの機能をふんだんに活用しています。たとえば、一つの部屋に壁紙の色を変えて撮影した360°画像を複数公開することで、壁紙の色による部屋のイメージ変化を比較できるようになっています。

 

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物件オーナーへの提案資料として活用し、リノベーション受注が大幅増

「リノッタへバーチャルツアーを積極的に公開することでどのような変化がありましたか?」

 

結果としてリノベーション受注が大幅に増加しました。

2019年からリノッタを利用し始め、2020年5月にバーチャルツアーを導入しました。バーチャルツアー導入後、受注件数は大幅に増加しました。今年2022も昨年を超える受注が見込まれています。

 

<リノッタのリノベーションの受注件数>
2019年       4室
2020年※     29室
2021年      64室
2022年5月まで   34室

※2020年5月からリノッタにバーチャルツアーを導入

 

社内のリノッタ担当者からも「オーナー様にバーチャルツアーを見せ、視覚情報で具体的にイメージしていただける形でご提案ができるので受注に繋がりやすい」と喜びの声が届いてます。

リノベーション提案資料へのバーチャルツアーの利用は、現在ではもっとも実利につながっている使い方です。
ポータルサイトで賃貸物件を360°画像で紹介することは、すでにユーザーも慣れてきていて目新しさがなく、誘引要素が強いとは言いにくい現状があります。一方で、オーナー様に対するリノベーション提案への360°画像活用は、まだまだ取り組んでいる会社も少なく斬新さがあります。正確なリノベーションのイメージや仕上がりを確認できることは、費用投資を行うオーナー様にとって大きなメリットがあるので、受注率も満足度が高くなる傾向があります。

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SNSやYouTubeからの集客にも活用を検討中

「THETA 360.biz」を使った今後の展望についてお聞かせください。

 

当初の導入目的の賃貸仲介で、より一層利用を進めていくことは会社の方針として間違いありません。弊社は多店舗展開しているため、店舗による利活用のばらつきを平準化していくことが今後のミッションです。

 

新規の賃貸管理物件に無料でVRツアーを作成するキャンペーンなど、賃貸管理物件の新規獲得施策への活用や、オーナー様へのリノベーションアップセルの営業材料としての活用など、賃貸仲介以外への活用意識が非常に高くなってきています。

今後は、さらにSNSやYouTubeでの活用を検討しています。潜在顧客を増やすことが我々マーケティング課の使命でもあり、これまではSEOに注力し一定以上の成果を上げてきました。

Instagramではストーリーズにリンクが貼れるので、そこからバーチャルツアーに誘導してみました。お客様からの反応がよかったので継続的に実施していきたいと考えています。またYouTubeでもTHETAで撮影した360°画像でVR動画を作成しております。但し、YouTubeでは一定の時間を経て次の場所に移動することになるため閲覧の自由度がやや低いのす。概要欄にTHETA.bizのVRツアーのURLを記載することで、自由度の高いバーチャル内覧への誘導するという集客導線を設計しています。

 

https://www.instagram.com/appleapaman/

https://www.youtube.com/c/appleapaman

 

ありがとうございます。これからも、「THETA 360.biz」を多方面でご活用いただければ幸いです。

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