REMODELA株式会社

クラウドサービス「リモデラ原状回復」にTHETA 360.bizを活用、業務効率が大幅改善

REMODELA 株式会社(以下リモデラ社)様は、 大阪市北区に本社を置く建設・不動産業界のスタートアップ企業。「テクノロジーで内装工事をおもしろく」をミッションに内装工事における発注者と受注者を繋げるマッチングプラットフォームクラウドサービス「リモデラ」の開発・運営をされています。
今回はこのリモデラ社様のTHETA 360.bizの活用方法について、代表取締役CEO 福本 拓磨様にお話をうかがいました。

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マッチングプラットフォーム事業「リモデラ原状回復」について

ー御社で展開している事業について教えてください。

弊社は、原状回復のクラウドサービス「リモデラ原状回復」、内装工職人の仕事探しアプリ「リモデラPRO」、建設職人向け見積書・請求書作成アプリ「リモデラ事務」と主に3つのクラウドサービスを展開しています。

THETA 360.bizを活用している「リモデラ原状回復」は、2020年の2月にサービスインした不動産管理会社様向けのサービスになっています。

 

※リモデラ原状回復 WEBページより抜粋

 

このサービスは、不動産管理会社(発注者)様が、原状回復工事を行いたい物件の情報をシステムに登録することで、そのままシステム上で見積確認から発注までを完結できるサービスです。不動産管理会社様から依頼があると、弊社もしくは協力会社が現場へ調査訪問を行い、物件の360°写真撮影とバーチャルツアーの作成・システム登録を行います。不動産管理会社様は自宅やオフィスから、遠隔で現地を360°の画像で確認できるようになります。バーチャルツアーを活用し、不動産オーナー様に対して工事の提案も可能です。システム上で工事を発注すると、工事内容に併せてクロス、塗装、リペアなどの仕事情報が公開され、「リモデラPRO」と連携して仕事を探している職人とマッチングできます。

 

※リモデラ原状回復 WEBページより抜粋

リモデラ原状回復を使うことで「原状回復工事がオンライン上で完結できる」「業者間価格で工事の依頼ができる」「システム上で全てデータを一元管理できる」メリットがあります。

実際にご利用頂いた方からは「システム上でデータを一元管理できるので、大量の見積書の処理から開放され、物件オーナー様向けに資料を作り直す手間も省ける、今までに無いサービスだ」と好評を頂いております。

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テクノロジーで見積もり発注に関わる無駄と業務課題を解決

―御社が「リモデラ原状回復」を開発した背景を教えてください。

 

弊社は2013年から不動産・建築事業を展開していて、日々の業務の中で業界特有のアナログな仕事の進め方に不満と課題を感じていました。

例えば、不動産管理会社様がリフォームをしたい場合、建設工事会社様に対して電話やFAXで見積もり依頼を実施します。すると、建設工事会社様の職人が現場を調査し、手書きや表計算ソフトで作成された見積書がメールかFAXで届きます。

 

この見積書は、発注側の不動産管理会社様の立場からすると、どこを指し示しているか分からないのでリフォーム内容の把握には不十分です。ましてや物件オーナー様に説明することは困難です。たとえ、見積書に現場の写真が添付されていても、どこを指し示す写真かわからないことが多々ありました。結局は、現場に行く手間が発生し、現場と見積書を照らし合わせて確認する必要があります。

 

一方で職人の立場からも、見積もり作成の手間はもちろん、工事開始前に仕事をうけた職人が再度現場を確認するなど余分な時間と手間が発生していました。

 

そこで360°バーチャルツアーの活用を検討しました。360°画像には、現場に行かずとも、工事箇所を正確に説明できるという非常に有効な活用意義があります。例えば「リビングに入って右側の壁のここ」ではなく、360°バーチャルツアーにピンポイントでアノテーションを付けるのでは、伝わる情報の正確性が全く異なります。

 

現場の360°画像と受発注に関するの情報を一つのデータとして管理していくことで、これらのリフォームに関する課題を解決したいという思いが「リモデラ」のスタートのきっかけです。

 

※リモデラ原状回復 WEBページより抜粋

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バーチャルツアー作成にTHETA 360.bizを採用し業務効率が大幅改善。

―バーチャルツアーにTHETA 360.bizを活用したことによってどのような効果がありましたか?

THETA 360.bizは1画面でツアー作成が完結するため、圧倒的に使いやすく、登録作業がスピーディです。

実は以前は、他社のサービスを利用していたのですが、画面遷移が煩雑で、1物件のバーチャルツアーを作成するのに30分〜60分程度の時間がかかっていました。使いやすさを重視しTHETA360.bizに移行した結果、作成工数が大幅に減り、作業時間が1/5~1/10に大幅に削減されました。

 

現在は、THETA 360.bizのモバイルアプリを使用し撮影することで、バーチャルツアー登録まで現場で5分〜10程度で完結できるようになっています。弊社は約10人の人員リソースで一ヶ月に600件程の物件撮影を行っているので、作業時間が短縮されることは非常に大きなインパクトがありました。現在はモバイルアプリで360°画像撮影し、クラウド上への画像のアップロード後、アノテーションはパソコンのアプリで追加するという運用を行っていましたが、今後はモバイルアプリでアノテーションの作成までを一気通貫で行いたいと思っています。それにより、更なる作業時間の短縮を期待しています。

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募集用途としてもバーチャルツアーを再利用

不動産管理会社様から、リフォーム後のバーチャルツアーを、そのまま募集用にも活用させていただけないかという声を頂戴し、依頼をいただいたお客様にはバーチャルツアーのView URLを提供しています。不動産管理会社様は募集用のパノラマ写真を再撮影の手間が省けるため、大変喜んでいただいております。そして、不動産会社様がTHETA360.bizをご利用いただいている場合には、「インポート・エクスポート」の機能を利用することで、バーチャルツアーを不動産会社様のTHETA360.bizのアカウントにコピーを行うこともできます。

※THETA360.bizのインポートキー発行画面

 

―なるほど、募集用のコンテンツ作成の手間削減にも貢献しているわけですね

貴重なお話をどうもありがとうございました。

これからも「THETA 360.biz」を多方面でご活用いただければ幸いです。

 

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