グーネット

これまで手の届かなかった車両の内装をアピール!顧客体験を向上させる「RICOH THETA」のパノラマ画像

プロトコーポレーション様が運営する中古車情報サイト「グーネット(Goo-net)」では、販売している中古車の車内を掲載できる「RICOH THETA」のパノラマ画像をご導入頂いています。今回は、「グーネット(Goo-net)」でパノラマ画像を積極的に利用し、顧客視点でのプロモーションに注力されている自動車販売店様にお話を伺いました。

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グーネット様導入事例1:フレックス株式会社様

フレックス株式会社

FLEX ハイエース調布店

南畑有基様、井部大海様

 

フレックス株式会社様は、全国に70店舗もの系列店を展開する自動車販売会社。お話をお聞かせ下さったのは、FLEX ハイエース調布店 店舗責任者の南畑有基様と、営業の井部大海様です。

 

 

「RICOH THETA」360°画像導入の理由

ーーーはじめに、ハイエース専門店である貴店の特徴についてお聞かせください。

井部大海様(以下、井部):当店は大手のディーラー様などとは違い、ハイエースという車種を専門としており、他では扱えないキャンピングカーや各種カスタム車の中から、お客様のご要望に合ったものを提案させて頂くことができます。

通常、大手のディーラー様では、車外性のパーツなどは取り扱っていません。数えきれないほど存在するパーツに関する知識が深く、お客様の要望に合わせて様々なメーカーの部品を提案できるのが当店の強みです。

 

 

ーーーグーネットのご利用状況についてお聞かせ下さい。

井部:当店では、在庫の3割ほどが中古車となっていますが、基本的にはすべてグーネットに掲載しています。同じ中古車情報サイトであるカーセンサーにも掲載は行っていますが、グーネットからのお問い合わせが圧倒的に多いです。

 

 

ーーー「RICOH THETA」を使った360°画像を導入された理由は何でしょうか。

南畑有基様(以下、南畑):閲覧数を上げるためです。他サイトでも、360°画像を掲載すると掲載順位が上がるという事実がありますし、グーネットでは360°画像掲載の車両を絞り込む機能もついていますので、導入した方が有利であると判断しました。

 

井部:最近では現車を見ずに購入される方が1~2割はいらっしゃるので、インターネット上の情報を充実させることは重要と考えています。営業の観点からも、お客様がある程度の事前情報を得られてからご来店された方が、具体的な提案がしやすいです。

 

 

店舗の特性を伝える!「RICOH THETA」360°画像が果たす役割

ーーーお客様へのご提案に際して、「RICOH THETA」360°画像はどのような役割を果たしていますか。

井部:ハイエースは、職人さんが使用されたり、旅館の送迎に使われるなど、一般的には社用車のイメージが強いかもしれませんが、内装を変えることでガラリと印象が変わります。

 

そのため、当店では、社用車としてハイエースを使用される方だけではなく、キャンピングカーや車中泊ができる車両など、ハイエースをより幅広い用途でご利用いただけるよう、ファミリー層などの乗用車ユーザーへのアプローチにも力を入れています。

 

特に、コロナ禍の影響もあり、最近ではキャンピングカーや車中泊ができる車両への需要が高まっており、車を部屋のように使いたいというご要望も多く頂いています。360°画像であれば、そういったお客様が内装を詳しくご覧になりながらイメージを膨らませて頂けるため、非常に有用であると考えています。

 

 

ーーー360°画像で内装の部分をアピールされたいですか。また、お客様はどのような部分に注目されますか。

井部:当店では、ほとんどの中古車はカスタムを行って展示していますので、やはり内装全体がどのようになっているか、どのような設備が付いているかをアピールできるのは360°画像の強みではないでしょうか。

 

また、カスタムを希望されるお客様は、内装の傷や汚れ・シートの状態などを良く確認されます。ハイエースという車両の特性上、前の使用者の方の使用用途によっては使用感が出る箇所もありますので。

 

当店では、そういった中古車両の状態やお客様のご要望に合わせて提案を行っていきます。360度画像は、私たちがお客様へ提案を行っていく上で有用なツールにもなると思います。

 

 

販売責任者自らが撮影。ポイントは「RICOH THETA」導入障壁の低さ

ーーー「RICOH THETA」を使用しての360°画像の撮影は、どなたが行っているのでしょうか。また、撮影にかかる所要時間はどの程度ですか。

南畑:基本的に撮影とアップロードは私がすべて行っています。カメラを車内に設置してスマホでボタンを押すだけですので、撮影自体には数十秒程度しかかかりません。それをPCからアップロードするだけですので、非常に簡単です。「RICOH THETA」を導入したのは2020年の年末ごろですが、既に数百台は撮影を行っているのではないでしょうか。

 

井部:インターネット上にアップする写真の良し悪しが売れ行きに影響するというのは、弊社では定説です。そのため、弊社では、その車両の見せ方を決定する大切な要素である写真撮影は、店舗の販売責任者が自ら行っていることがほとんどです。

そういった意味で、簡単で手間もかからない「RICOH THETA」であれば、導入しても販売責任者の手間が増えるという事があまりないのは、大きなメリットと言えると思います。

 

南畑:通常の外観写真などの場合、角度や日のさし方など、かなりこだわって撮影を行わなければいけませんが、360°画像の場合は全角度が映りますので、細かい調整をする必要がないため、時間を取られません。

スタッフに任せる必要もなく、営業や車両メンテナンスなど、それぞれのコア業務に集中してもらうことができています。

 

 

「RICOH THETA」360°画像へ期待すること

ーーー「RICOH THETA」を使った今後の展望についてお聞かせください。

井部:導入時期にはばらつきがありますが、現在、弊社ではほぼすべての店舗で360°画像を取り入れております。インターネット上に情報が揃っていることで、お客様にとってもお問い合わせがしやすく、私たちにとってもお客様への情報提供が容易になると考えています。

 

南畑:まだ導入して数か月にも満たないため、効果の測定はできておりませんが、より多くのお客様に当店の車両に目を止めて頂き、お問い合わせやご来店につながればと思っております。

 

ーーーありがとうございます。これからも、「RICOH THETA」を多方面でご活用いただければ幸いです。

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グーネット様導入事例2:株式会社K.C.Y様

株式会社K.C.Y 

中川千佳様

2件目は、神奈川県藤沢市に店舗を構える、株式会社K.C.Y様です。

株式会社K.C.Y様は、中古の乗用車やクラシックカーをはじめとして、軽トラックから商用車両まで幅広い車種を販売されています。お話をお聞かせ下さったのは、主にグーネットへの車両情報の掲載や画像・動画の撮影を担当されている、中川千佳様です。

 

 

オンライン上の情報の充実が他店と差をつけるカギ!変化する中古車業界

ーーーはじめに、グーネットのご利用状況についてお聞かせ下さい。

当店では、現在およそ80台ある在庫のうち、基本的にはほぼすべての車両をグーネットさんに掲載しています。当店ではグーネットさんが最も大きな販売経路となっていて、販売数の約8割がグーネットさん経由での成約となっています。

 

 

ーーーもともとグーネットへの画像掲載はされていたとの事ですが、「RICOH THETA」を使った360°画像を導入されたきっかけは何でしょうか。

プロトコーポレーション(グーネット運営会社)の営業担当の方にご提案頂いたのがそもそものきっかけでした。当時、たまたま私が個人的に引っ越しをしていた時期で、物件情報サイトにも360°画像が導入されているのを知り、その便利さを実感していたので、中古車でもそれは同じだろうと確信していました。

 

当店では、グーネットからお問い合わせをされるお客様のうち、実は6割が実際の車両を見ることなく購入されるんです。オンライン商談で車両の様子をご確認いただくこともできますが、やはり店頭にお越しいただけない場合は、前情報としての画像や動画、360°画像が非常に重要になってくると考えました。

 

 

ーーーオンライン商談も可能との事ですが、やはり中古車販売業界でもオンライン化は進んでいると感じられますか?

はい。グーネットがオンライン商談を導入しているのも、オンラインで完結できる買い物への需要が増えている事の表れだと思います。

 

中古車は、同じ車種を多くの販売店が取り扱っています。しかし、車両価格はある程度相場が決まっていて下げることがなかなか難しく、オンライン化で店舗との距離などもあまり関係なくなってきているので、インターネット上の情報量の充実が、他店と差をつける大きなカギとなっています。

 

掲載画像数が40枚以上になると成約率が上がる、という話も聞きます。当店では、少しでも車両ページの情報を充実させるため、30枚だった画像を50枚に増やし、動画も長めのものを用意し、360°画像も導入することにしました。

 

 

お問合せが20~30%アップ!「RICOH THETA」360°画像の導入

ーーー「RICOH THETA」の360°画像を導入するにあたり、どんな効果を期待されていましたか?

先程も触れましたが、当店は、実際の車両を見ずに購入を決められる方がかなりの数いらっしゃいます。しかし、「内装が綺麗かどうか」など、個人の主観によるところが大きいコンディションの良し悪しは、正確にお伝えするのが難しく、悩ましい部分でした。

 

通常の写真では、シートの汚れや傷をひとつひとつ全て撮影して掲載するという訳にもいかないので、実際に車両を見るまで分からないことも多いです。沖縄や北海道などの遠方からご購入されるお客様も多いので、わざわざ遠くから購入したのにイメージと違った、というような事態は避けたいですよね。

 

360°画像なら、見たい部分や角度を自分で操作してじっくりと見る事ができるため、内装の状態も確認しご納得いただいたうえでご来店・ご成約いただくことができると考えました。

現在、お客様から頂いている当店のレビューはすべて5つ星と、非常に高評価を頂いており、購入後のイメージ違いといったトラブルなく安心してご購入頂けています。

 

 

ーーー実際に360°画像を導入してみて、どのような変化を感じられましたか?

当店では、昨年の5月ごろに360°画像を導入していますが、導入前と比べて、車両ページの閲覧もお問い合わせも増えています。概算ですが、お問合せは導入前と比べて20~30%ほどは増加しています。1日あたりの閲覧数も、360°画像があるかないかで、同じ車種でも閲覧数が違います。

 

グーネットには、「360°画像対応」の掲載情報を絞りこむ機能もついているので、当然360°画像があった方が、見て頂ける機会も増えるのだと思います。閲覧が増えれば、それに伴って当然お問い合わせと販売数も増加しやすくなりますので、売れる台数が増加しているという実感はあります。

 

現在約80台ある在庫のうち、360°画像の撮影・掲載ができているのが現時点で約半分ほどなのですが、実は5月以降に撮影したもの、つまり360°画像の掲載を行っている車両の売れ行きが良く、360°画像が未撮影の車両が売れ残ってしまっている状態です。車種によって販売までに通常かかる時間もまちまちなので、まだはっきりと数字で表すことはできませんが、これにも360°画像の効果が貢献しているかもしれません。

 

 

初めてでも簡単!「RICOH THETA」360°画像の撮影と運用

ーーー「RICOH THETA」を使用しての360°画像の撮影で、難しいと感じることはありますか?

特にないですね。「RICOH THETA」をセッティングし、スマートフォンアプリを使って撮影ボタンを押すだけなので、思ったよりも簡単だなというのが使ってみた感想です。撮影した360°画像は、パソコンに移してグーネット上にアップロードします。

 

 

ーーー現在は月に何台ほど360°画像の撮影をされていますか?

仕入れた車両は基本的に全て撮影しているので、それが月に5台ほど。あとは撮り直しなどもあるので、トータルで多い時は10台ほどでしょうか。撮影自体はとても簡単なので、洗車済みの車両であれば、1日で3~5台は撮影できると思います。

 

 

ーーー撮影はどのように行っているのでしょうか。また、撮影の際に気を付けているポイントはありますか?

「RICOH THETA」に足の曲がる三脚をつけて、車内に固定し、自分は車外に出てドアを閉めてから撮影します。撮影箇所は、運転席と、車内の中心、後部座席の三箇所です。

 

撮影の際に気を付けているのは、1枚の画像に車内がなるべく隅々まで映るように「RICOH THETA」をセッティングすることです。その際、なるべく人の目線と同じ高さになるように意識しています。あとは、カーナビやBluetoothなど、セールスポイントとなる部分はしっかり映すようにしていますね。

 

 

今後の展望

ーーー「RICOH THETA」の360°画像を使った今後の展望や、ご要望がありましたらお聞かせください。

現状は360°画像自体の閲覧数などは確認することができないのですが、そういった部分も分析ができたら、撮る方のモチベーションもかなり上がると思います。

 

今のところ、とても使い勝手がよく、効果も感じておりますので、とても満足しています。現在、在庫の半分ほどは360°画像を撮影することができていないので、そういった車両も少しずつ360°画像の撮影を進めていきたいです。

 

ーーーありがとうございます。これからも、「RICOH THETA」をご活用いただければ幸いです。

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「THETA360.biz」について

現在はグーネット等のポータルサイトにのみパノラマ画像をご導入いただいていますが、RICOHの「THETA360.biz」というサービスをご利用いただくことで、自社のWEBサイトへのパノラマ画像の入れ込みができる上、パノラマ画像上に様々な補足情報を表示することができるようになります。

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まとめ

今回は、フレックス株式会社様と株式会社K.C.Y様の2件の導入事例をご紹介しました。

「THETA 360.biz」の導入によって、これまではなかなかオンライン上で見せることのできなかった車両の内装を、360°公開することができます。

 

それにより、お客様は実際に車内にいるかのような臨場感を体験し、購入後のイメージをより具体的にすることができますし、ご自分で画像を動かし、気になる箇所を事前に確認頂くことも可能です。

 

店舗側にとっても、オンライン上の商品情報の充実によって集客に繋がるだけでなく、情報のすり合わせにかかる工数を減らし、営業活動の効率化も図ることができます。

 

導入にかかる手間もほとんどなく、多くのメリットを得ることのできる「THETA 360.biz」。皆さまもぜひ、ご活用ください。

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